宇宙兄弟(野口聡一さんの三次元アリ)
昨日、職場で原作コミックの映像化作品について話が出ました。
「銀魂」や「ジョジョの奇妙な冒険」などが公開を控えてますよね。
私が原作コミックの映像化作品で見て面白かった記憶があるのは
「宇宙兄弟」です。皆さんご存知ですか??
題名の通り、南波六太(ナンバ ムッタ)と南波日々人(ヒビト)の
兄弟が宇宙飛行士となり月に行くストーリーです。
「宇宙飛行士」というと私にとって
とても頭の良いスーパーマンのようなすごい人たち
というイメージと、書店に並ぶむっちゃんこと六太の強烈なビジュアルに
よってなかなか手が出せないでいました。
何をきっかけに読んだのかをはっきり覚えていないのですが
(テレビでALSが取り上げられた時かな??)
1巻読んでみたら、気づいたら止まらなくて全巻レンタルしていました。
むっちゃんはめちゃくちゃイイ男です。
スーパーマンでありながら宇宙飛行士を身近に感じさせてくれます。
毛利衛さんや野口聡一さんなど日本人宇宙飛行士も出てきます。
飛行士試験の課題になった、地球に多くの問題を抱えながら
「人間は宇宙にどうしていかないといけないのか?」という
問いのヒントにもなったお話しが、すごく新鮮だったので紹介します。
(南波兄弟が野口さんの講演を聴いている時に出てくるのですが、
どうやら野口さんの「宇宙においでよ」という著書に書かれているそうです。)
えー、今日ですね、
僕は「なんで人間が宇宙に行くか」というお話をしたいと思います。
地球には色々問題があるよね。
環境問題だったり、
人種の問題だったり、
それから経済の問題だったり。
色々な問題があるけれども、
では、なんで宇宙に行かないといけないのか?
僕はそういう時に、一つの例え話をします。
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みなさんは自分をアリだと思ってください。
ここに一本の線を引きます。
まずは、自分を線の上を前後だけにしか歩けない
「一次元アリ」だと思ってください。
そこに、僕が石を置いたとします。
そうすると、「一次元アリ」は前に進むことができません。
「一次元アリ」にとって、世界の終わりです。
そこに、前後と左右に移動することができる
「二次元アリ」がやってきます。
「二次元アリ」は、その小石を見て言います。
“横に回っていけばいいじゃないか”と。
そうして二次元アリは、小石を超えて先に進むことができます。
歩いていくと、今度は横方向にも
ずっとつながっている壁があったとします。
「二次元アリ」は困ります。
このままでは壁の向こう側には行けません。
「二次元アリ」にとって、世界の終わりです。
そこに今度は、前後と左右と上下にも行ける
「三次元アリ」がやってきた。
「三次元アリ」は、その壁を見て言います。
“乗り越えればいいじゃないか”と。
そうして三次元アリは、壁を超えて先に進むことができます。
新しい世界を進むことができます。
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この話で僕が言いたいことは、
上から見る、下から見る、というような
別の視点を持つことで、
気がつくことがあるんじゃないか
と、言うことです。
宇宙に人間が行くということは、
たんに遠くの星に行くことだけではなくて、
地上で僕たちが抱えている問題を、
新しい視点から見て解くことができるんじゃないかなと。
それが、僕たちが本当に宇宙に行きたい理由
なのではないかと思います。
世界が広がって、立体的になった気がしました。
勿論、宇宙の話が多いですが
どうやって宇宙飛行士を2人も育てたの??という面白い南波家
性格は違えど宇宙が好きという根幹は同じな宇宙飛行士と候補生たち
その周りの人々が織りなすストーリーや名台詞が染みるので
是非、人生の教科書に読んでみて下さい(๑˃̵ᴗ˂̵)و
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